ネフスキー公にただ単に萌える回(注意:アホです)
最近、良くも悪くもだらけてきました。ふと映画、「アレクサンドル・ネフスキー」を見直した。そして、まだこの映画の真の魅力について語っていないことに気がついた。
十三世紀のロシアに実在した名将アレクサンドル・ネフスキーが、西方から侵入したドイツ騎士団を撃退した”氷上の戦い”を、映画界の巨匠中の巨匠、エイゼンシュテイン監督が”国威高揚映画”として撮った1938年のトーキー作品。第二次大戦中のことゆえ、製作当時リアルに脅威となっていたナチスをドイツ騎士団になぞらえているのがありありと分かるという。ところが、その翌年に締結された独ソ不可侵条約に気を使って、あまり大々的に公開はされなかったみたいです。
だが、そういう真面目な話は今回は置いておく(え) ドイツ騎士団を率いる司教が「ベルセルク」に出演しそーなくらい極悪なツラ構えだとか、ナウ○カのトルメキア軍の鎧ってここの騎士団がモデル?!だとか、ストーリーが単調だとか他にもツッコミどころはあるのだが。今回はただ一点のみを訴えたい。すなわち。
アレクサンドル・ネフスキー公がカワユすぎて、国威ではない、別の何かが高揚されてしまうのだ……!(゚∀゚)www
とはいえ、さすがに1938年もの。ジャケも暗い?し、明るく楽しィ映画ではない(と、誰もが最初は思うだろう)
映画の冒頭。やたら長い無音状態の中、全く読めないキリル文字が延々と映ったかと思いきや、中世ロシアの荒廃ぶりが重々しく語られるに及び、すでに観ているこっちが降伏したくなってくること請け合いだが、もう少し我慢だ! ここが一番辛いんだ!!
やっとのことで、モンゴル人官吏にイジメられている漁民の場面に変わる。たぶん、ここらで主人公の武将、アレクサンドル・ネフスキーとやらが助けに出てくるんだろう、いったいどんなソ連製国威高揚野郎なんだコンチクショウ……!と身構えたその時。
「おーい、何の騒ぎだ。魚が逃げてしまう!」
やたら大柄な漁民の一人が、悠然というよりのんびりと近づいてくる。それが……そう。
オープニングのドン引き感からはとうてい想像できない、端整キャラのこのお方、アレクサンドル様(ニコライ・チェルカーソフ)なのである♪♪
だが、なぜ伝説の勇将ともあろう人物が漁民と同じ平服で網漁に精を出しているのか??
かつて、公は北方の都市ノヴゴロドをスウェーデン軍の脅威から救った。ところが、富裕層の論理ばかりがまかり通っているノヴゴロド市民は、勝つだけ勝つと、もういいよとばかりに公を解雇したのである。つまり、雇われ将軍扱い。だが、プスコフがドイツ騎士団に落とされるに及び、ノヴゴロド市民は再び、ネフスキー公の武勲を頼りに丁重な使者を送ることにする。
ちなみにこの合間、合間にDVDジャケ写の下の三人による恋の鞘当みたいなものが展開する(ネフスキー公はこれら色恋沙汰にまっったく絡んでこないのでw省略。)
その頃、ネフスキー公はロシアに迫るドイツ騎士団の危機を感じ、水辺の小屋の隅でうつぶせになって不貞寝をしていた。ロシアの民はもう自分を必要としていないのか……と、そこへ、お小姓が告げる。
「ノヴゴロドのお方が来ました!」 「よし、礼服の用意を!」 →そしてお着替え
立ち上がった農民兵を引き連れ(この辺りが多分、国威高揚)、心機一転、ノヴゴロド入りを果たすネフスキー公。ところが、一部の富裕層は公を快く思っていない。戦なんてごめんだ、あんたなんてお呼びじゃないんだ!とのたまう市民に対して、
「私は好かれにきたのではない、戦いに来たのだ」
ただでも転ばないネフスキー公
決して、ツン○○とかじゃない(どっちでもいい)
そもそものこの映画の見所、ロシア軍vsドイツ騎士団のド迫力戦闘シーン中にも萌えポイントは多数あるのだが、きりがないのでこの辺りは泣く泣く省略……そして。
ロシア軍大勝利のあと、プスコフに凱旋してくるネフスキー公……もう、ここからがっっ!! 筆舌に尽くしがたくタダ漏れ萌えオーラを照射するネフスキー公が眩し過ぎて、思い出しつつ書いてる私の筆も滑りっぱなしなのだが、兜を脱いだあとの馬上からのハイタッチ、子供抱きかかえ(いかにもソビエト風)、馬から下りて小走りなど、随所随所の所作から目が離せぬ……!(落ち着け)
↑混ぜて~ハイタッチ混ぜて~~
そして、演説。このあたりからプロパガンダっぽくしていこうという努力?は見えるのだが……
「厄災あれば全ロシアは立つ 逃げ隠れする者には容赦なく 罰を下す 私が死んでも 私の子孫が受け継ぐだろう(超・笑顔)」
そして、祝宴。そこらじゅうで戦争を乗り越えた幸せカップルが誕生しているのをにこやかに見守るのみのネフスキー公。主賓なのになんであんた、微妙に居場所がない感じに一人浮いてるんだっっ(爆)
いやあ……70年前の映画でこれほどまでに萌えさせてくれるとは、恐るべしエイゼンシュテイン監督ですよ(違) 氷原でのなし崩し的戦闘シーンもド迫力ですごいから、みんな、観てね~ \(^o^)/
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