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「白鯨」偏愛。

 週一更新ですんません\(^o^)/ 時折出てきては意味不明なことを語って去っていく、それがワタシ……。

 さて私は数年前からアメリカ文学、ハーマン・メルヴィルの「白鯨」が気になって仕方がありません。”世界十大小説”の一つとも言われているそうですが、そういった意味で気になるのではなく、なんというか、もう色々と。

 

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  「いったいいつ本題が始まるんだ?!」と不審に思わざるを得ない冒頭。

  時折しか進まない本筋?の船上阿鼻叫喚ドラマ。

  何よりも、全体にみなぎる「鯨」に対する異様なまでのテンション!!

  ……すみません、わたしゃ英米文学を勉強したことはないので詳しい理論とか意義とかは分かりませんが、とにかく一読して「なんだかわからんけどこの作者スゲーー!!( ̄□ ̄;)」と感嘆しきりでした。何しろ読んだのがあれこれ色々ありすぎて寿命が一年くらいは縮んだこと請け合いなアメリカ旅行の生き返り…いやw、行き帰りだったってのも影響してるかもしれませんが……。

 これを映像化したもので私が観たことがあるのは二つです。

 

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 これが一番有名でしょう、グレゴリー・ペック主演、レイ・ブラッドベリが脚本。ペック本人は気に入っていなかったそうですが、最後の特撮の白鯨は、その特撮ゆえの無機質さが白鯨さんの無慈悲さを体現しているかのようで大迫力ですよ。

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  こちらは、「モビー・ディック完全版」という1998年の作品。ジャケがZ級モンスター映画状態ですが中身はまともです……('A`)  フランシス・F・コッポラ製作総指揮(え、そうなの?←オイ)のテレビドラマ版。180分の長尺だけあって上記の映画版よりも丁寧っちゃ丁寧です。なんと、グレゴリー・ペックが説教師役で出演。そしてエイハブ船長をやっているのはなんとなんと!ピカードことパトリック・スチュアートなのですよ! 

 ペックもピカードも(ピカードいうな)朗々たる声と堂々たる体躯の持ち主ですので、傲岸不遜な船長役に見事にハマっていますね。船上ボーイのピップの狂いっぷりもスゲーよ………。

 そして、エイハブ船長と対立するスターバック航海士も、どちらも迫真の演技を見せています。「モビー・ディック」の方のスターバックはどことなくショーン・ビーンにも似ている方で萌えました……! スターバックはコーヒー好きの航海士なので、某コーヒー屋の名前の由来になっている……というのはわりと有名な話ですが、調べたところでは、スターバックがコーヒー好きであるとは原作には一行も書いてないらしいです(爆) 今度再読して自分のまなこで確認します(・∀・) 

 しかし、この二つの優れた映像化をもって「白鯨」は表現し尽された、ということには私は疑問を感じます。

 先程ワタシは言いました……”時折しか進まない本筋?の船上阿鼻叫喚ドラマ”と。

 映画化は、「白鯨」世界を成すその人間ドラマ部分にしかカメラを向けていません。原作のほとんどは「鯨について」ひたすら語りまくっている鯨祭りなのに!! それがこの作品の抜くことの出来ない醍醐味(醍醐味かい)なのに、人間ドラマだけ抜いて映像化とは、メルヴィルさんが草葉の陰で泣いてるぜ!!(多分)

  ここは一つ、ナショナル・ジオグラフィックあたりに協力してもらい、鯨の生態映像の合間に時々人間が映る真・完全版をつくるしかないだろう。全体で300分くらいは必要かね。うち、鯨部分だけが200分以上……それが真・完全版……………誰も観ねーだろーな………(終了)

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